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東条FPオフィス代表の東条と申します。
私がこの業界に興味を持ったのは、就職活動がきっかけでした。
色々な業界を研究する過程で、ファイナンシャルプランナーという職業を知り、その重要性や将来性にとても可能性を感じました。
「お客様のパートナーとして、資産形成をサポートする、お金の不安を無くす」
そんな事を謳う、銀行、証券、保険業界はとても魅力的に映ったのを覚えています。
将来はFPとして独立しようと決めて、FP3級からCFP資格まで、在学中に取得しました。
そして、金融業界の中でも、経済を一番身近に学べるだろうと考えて、証券会社に入社しました。
良い同僚と先輩に恵まれた事は、とても幸運だったと思います。
しかも、入社1年目にアベノミクスが始まり、日経平均株価は2倍以上になるという好環境でした。
しかし、証券会社で過ごした時間は、はっきり言って無駄でした。
学んだのは、資産形成ではなく、株を売る営業トーク。
増えたのは、お客様の資産ではなく、会社に入る手数料。
顧客資産を毀損させても、顧客と訴訟沙汰を起こしても、手数料を上げた人間が偉い。
そんな組織で自分が腐っていくのも、上手く言いくるめられて損をする人達を見るのも、段々嫌になりました。
決定的だったのが、ある時私に説教を垂れてきた人の言葉です。
「あなたにお金を払っているのはお客さんじゃなくて会社だろ?だったらどっちの利益を優先させるかは自明だろ?」と。
もしかしたら、このおじさんが正しくて、自分が子供なのかもしれません。
でも、私はそういう人間をクズだと思うし、そういう会社で仕事をしている自分もクズなんだと思いました。
なので、会社を辞めました。
違う業界で働く選択肢もありましたが、
「うまく言いくるめられて損をする人が悪いとされる社会はおかしい!そういう人を無くしたい!」
と思って独立をする事にしました。
今思えば、営業マンとしてクズな仕事をしてきた事への罪滅ぼしのような気持ちもあったように思います。
そして、地元でFP事務所を開いて、現在に至る、という訳です。
証券会社時代は、あまり良い事はありませんでしたが、「お客様と利益相反を起こしてしまうと、お客様に寄り添った提案ができない」という事を学べたのは良かったです。
私は、人を幸せにして、やりがいと誇りを感じる仕事がしたいと思っています。
ですから、当オフィスでは、絶対にお客様と利益相反を起こしません。
何も売らず、どこからもバックマージンを受け取らず、料金表にあるのは、相談料(提案書作成料)のみです。
これは、私がやりたい仕事の最低条件だと思います。
また、創業当初、香川県でそのような場所が無いという事にも気づきました。
それは現在も変わらず、もし当オフィスが廃業すると、「香川県でフェアな関係で相談できる場所が無くなる」という事を意味します。
ですから、当オフィスを廃業する訳にはいきませんし、当オフィスは香川県で最も信頼されるお金の相談相手でなくてはいけません。
その為に、研修への投資は惜しまず、新しいファイナンシャルプランナーを育てる活動にも注力していきたいと考えています。