FPには2種類あります。
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する相談に乗るのが仕事です。
銀行や保険会社をイメージして頂くと分かりやすいですし、実際、金融機関では数多くのFPが居ます。
但し、一口にファイナンシャルプランナー(FP)と言っても、実は2種類に分ける事ができますので、くれぐれも注意してください。
そう言うと、FPについてある程度ご存知の方は、「企業系(金融機関に属する)と独立系(金融機関に属さない)」で分けるんでしょうとか、「CFP(最高級の資格)保有者かそれ以外」で分けるんでしょうとおっしゃいます。
でも、それは違います!
これらは確かによく耳にする分類ですが、こんなのは本質的な分類ではありません。
だって、お客様にとって一番大事なのは、親身で顧客第一の中立なアドバイスを受けられる事でしょう。
だから、当オフィスでは、FPを「販売系と非販売系」で分類するべきだと考えています。
要するに、「公正で中立な仕組みが維持されているのか、それともお客様と利害対立をおこしているのか」という視点でFPを分類した方が、最も相談者の為になると思いませんか?というご提案です。
お客様第一主義
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、
①お話を伺って、②解決策を提示して、③お客様の不安やお悩みを解決する、というのが一般的な流れです。
さて、現在の日本でお金の相談をしようとすると、①お話をする段階は無料で、②解決策が提示される段階で、保険に入るなり投資信託を買うなりして料金が発生するのが一般的です。
つまり、お金がかかる(手数料が入る)解決策を示さない限り、FPは儲からないという仕組みが日本のスタンダードになっているんです。
これは、果たしてお客様の為なのでしょうか?
もし、特定の解決策ありきで相談に乗るのなら、それはFPというよりもセールスマンと言った方が正しいでしょう。
いや、むしろそれはもはや「相談」ではなく、相談形式で特定の商品に誘導する「説得」なのではないかと思います。
「お客様第一の説得」
・・・何かおかしいですよね。
「本当にお客様第一の解決策を提案する為には、どうすればよいのか?」 当オフィスが至った結論は以下の3つです。
1.絶対に金融商品を売らない
金融商品を売らないという事は、FP(相談員)が儲かる解決策を用意しないという事です。
それはすなわち、あらゆる選択肢の中から公正・中立な立場でお客様に最善の解決策を提案できる仕組みを作って、それを約束しているという事です。
2.根拠を示す
提案には根拠が必要です。根拠とはすなわち数字であり、「いつ」と「いくら」をしっかりと説明する必要があります。
その為には、1~2時間かけてじっくりとお話を伺い、将来のお金の流れを具体的にシミュレーションする必要があります。
時間はかかりますが、根拠を示さずに「とりあえず1,000万円の保険に入っておきますか?」みたいな提案をする訳にはいきませんから、これは必要な手順です。
3.知識を磨く
最高の提案をするために、最新の知識を更新し続ける。当たり前ですよね。
・ | 絶対に金融商品を売らない |
・ | 最新の知識を更新し続ける |
・ | 紹介先から金品(バックマージン)を受け取らない |
公正・中立な立場を守る為にやるべき事は、以上の3つ。非常に単純です。 ただ、これをやってしまうと、お客様からお金を頂く以外の収益源が無くなってしまいます。
だから、無料で相談に乗る事は出来ません。
残念ながら、営利組織においては、「無料の提案」と「客観的に見て公正で中立な提案」は両立しえないのです。
しかし、だからこそ、手間と時間をかけてお客様に寄り添って作る公正で中立な提案には、確かな価値があると、私たちは信じています。
その1:収益源は相談料のみ
当オフィスは、どこの金融機関にも属していない独立系FP事務所であり、保険や投資信託等の金融商品を販売していません。これは、金融商品の販売手数料を稼ぐ事を目的としたコンサルティングをしないためです。
金融商品の販売を収益の柱としている他のFP事務所を批判する訳ではありません。ただ、FP事務所で手軽に金融商品を購入できるお客様の利便性を損なっても、収益源は相談料のみにこだわる事こそが、親身にお客様の相談相手になりますという約束を分かりやすく表していると当オフィスは考えています。
その2:厳格な個人情報保護
個人情報は、慎重かつ厳重に取り扱っています。ご相談内容を含めてあらゆる個人情報が第三者に漏れる事はありません。もちろん、ご家族やご親族に対しても、秘密は厳守します。
詳しくは、個人情報保護方針のページをご覧下さい。
その3:応対はCFPⓇ認定者
お客様の相談には、CFPⓇ認定者が応じます。CFPⓇ資格は、世界で認められた共通水準のサービスを提供できる事を証明する、世界水準のプロフェッショナルFPの証明であり、最高のFP認定資格です。
CFPⓇ資格を持っているかどうかは、FPに相談しようとする際に、まず確認すべきポイントの一つです。お客様の大事なお金の相談に応じる人間が、最高レベルの資格を持っていないなんてあり得ないと、当オフィスは考えています。
その4:分かりやすく丁寧な説明
当オフィスは、「お客様に寄り添い、お客様第一の提案をする」事を大切にしています。ただ、どんなに素晴らしい提案でも、お客様に理解して頂けなければ意味がありません。ですから、専門用語は使わず、お客様が納得・理解して頂けるまで、丁寧に説明いたします。
その5:安価な相談料
プロとして、相談料が安い事は決して自慢できる事ではありません。そもそも、公正・中立な立場で相談に乗れば、保険や相続対策の相談で数百万円の経済効果があったり、数十年先までのお金の不安が無くなる訳ですから、10万円、20万円の相談料を設定しても、十分に価値に見合っていると言えます。
ただ、このオフィスを設立した経緯は、FPとして大儲けしたいからではなく、広く沢山の人にFPサービスを提供して、相談文化を根付かせたいと思ったからです。ですから、気軽にFPサービスを利用出来るような料金設定をしています。