引用元「お金の寺子屋」
6つの係数は、FPの勉強をした多くの人が初めに躓く論点です。論点は非常にシンプルで、元となる金額に係数をかけるだけなのですが、係数の使い分けが厄介です。
6つの係数の問題は、係数の意味を覚えて、使う係数を選べてなくてはいけません。
ただ、以下のテクニックを使えば、4つの手順で係数は完璧に理解する事ができます。
<手順1>3つのグループに分ける
係数は、運用方法により、一括型・積立型・取り崩し型の3つのグループに分けることができます。
- 一括型:一度まとまった金額を預けて複利運用する方法
- 積立型:複利運用しながら一定金額ずつ積み立てる方法
- 取崩型:複利運用しながら一定金額ずつ取り崩す方法
<手順2>現在の金額を求める係数には「げん」という音がある
係数を3つのグループに分けたら、後は現在の金額を求めるのか将来の金額を求めるかだけです。
ここで使える便利な覚え方として、「げん」という音がある係数は、全て現在の金額を求めるものだと覚えてください。
つまり、現価係数・減債基金係数・年金現価係数は、現在の金額を求める為のものです。
<手順3>現価係数と終価係数は一括型
現価係数と終価係数は、まとまった金額を預けて複利運用する時に使う係数です。
運用方法も名前もシンプルですから、これは迷わないはず。6つの係数は、実質4つの係数を覚えるだけです。
<手順4>年金○○係数は、1より大きい
現在価値を求める係数には「げん」の音がある事(第1法則)に加えて、年金○○係数は1より大きい事(第2法則)さえ分かっていれば、係数の論点は怖くありません。
まず、積立型と取崩型について、第1法則より、それぞれの現在価値を求める時に、どちらかに減債基金係数を、もう片方に年金現価係数を使う事になります。
- 毎年の積立額<将来のまとまった額
- 現在の取崩原資>将来の取崩額
また、積立型と取崩型について、それぞれの将来価値を求める時に、どちらかに年金終価係数を、もう片方に資本回収係数を使う事になりますが、第2法則より年金終価係数は積立型の将来価値を求める事が分かり、消去法により資本回収係数は取崩型の将来価値を求めるという事が分かります。
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