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債券の利回り計算式の覚え方

 今回は、債券の利回り計算の問題の解き方を解説します。動画講義で手順を確認する事も出来ます。

動画で基礎から学ぶ

引用元「お金の寺子屋
計算手順を動画で確認

引用元「お金の寺子屋
利回りとは

 本題に入る前に、まず、「利回り」とは何なのかを整理しておきたいと思います。もし、「利回り=投資金額に対するリターンの割合」と思った方は要注意。このセクションをきちんと読んで本題に入ってください。

 そもそも、利回りとは投資効率を求めるものです。
 例えば、AさんとBさんが100万円投資して、Aさんは10万円増やした一方、Bさんは5万円増やしたなら、どちらが効率が良いでしょうか?
 普通に考えると、Aさんですよね。でも、ここに、Aさんは10年間運用した一方、Bさんは1年間運用したという条件が加わるとどうでしょうか?Aさんは1年あたり1万円しか増やせていませんが、Bさんは1年あたり5万円増やしています。
 つまり、投資効率の良い悪いを論じるためには、まず期間を揃えなくては話が始まらないのです。
 そこで、金融の世界で利回りと言えば、普通、「投資金額に対する”1年当たりの”リターンの割合」を言います。みんなで期間を揃える事で、はじめて比較が可能になる訳です。


債券の利回り計算

 債券の利回りは、「債券に投資した時の、投資金額に対する”1年当たりの”リターンの割合」です。まずは、債券に投資するとどのようなリターンが得られるかを整理すると、「利息」と「換金損益」があります。ですから、債券の利回りは、「投資金額に対する”1年当たりの”利息の割合」+「投資金額に対する”1年当たりの”換金損益の割合」と言う事ができます。

<利息>
 債券の表面利率は、額面金額に対する利息の割合です。つまり、表面利率がn%なら、額面100円あたりn円の利息が1年間でもらえるという訳です。
 したがって、「投資金額に対する”1年当たりの”利息の割合」は、「表面利率÷額面100円あたりの投資額」となります。ちなみに、これは直接利回りとも言います。

<換金損益>
 債券の換金損益は、「換金額-投資金額」ですから、1年当たりの換金損益は、これを保有(予定)期間で割れば求める事ができます。つまり、「投資金額に対する”1年当たりの”換金損益の割合」は、「{(換金額-投資金額)÷保有(予定)期間}÷投資金額」となります。
 なお、債券は満期日に額面金額で償還されるので、応募者利回りや最終利回りを求める場合、換金額は額面100円あたり100円になります。

<結論>
 債券の利回り=「投資金額に対する”1年当たりの”利息の割合」+「投資金額に対する”1年当たりの”換金損益の割合」より、債券の利回り=「表面利率÷額面100円あたりの投資額」+「{(換金額-投資金額)÷保有(予定)期間}÷投資金額」=「{表面利率+(換金額-投資金額)÷保有(予定)期間}÷投資金額」となります。
 表面利率、投資金額、換金価格は、そのままの金額を使っても良いですが、額面100あたりの金額で統一して計算式を組み立てるとスッキリします。


語呂合わせ

 どうしても分からない場合、あまりお勧めしませんが、語呂で覚える方法があります。それが、「金利と観光期間を高額で割り引く」というもの(この時点で意味不明です…)。
 漢字を変えると、「金利を換購期間を購額で割る」。意味としては、「表面利率と、換(金価格)と購(入価格)の差を(保有)期間で割ったものを、購(入価格)で割る」というものです。


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