月日は、大阪で研修を行いました。
実務家として活動するFPが事例を持ち寄る反省会・情報交換会です。
今回も色々な内容を学びましたが、「これからの生命保険営業」についての話が面白かったです。
言葉を選ばずに言えば、今まで「節税」という文句で法人保険を売っていた人は、善意(=勉強不足)にしろ悪意(≒詐欺)にしろ、嘘をついていたのと変わらない訳で、会社に居づらくなっているとの事。
お金目当てでセールスしていた人は、法人保険という商材に魅力を感じなくなって、早々に撤退、転職しているのがトレンドなのだそうです。
一部、法律や会計に詳しい人or人脈が広い人は、相続マーケットや経営コンサルに軸足を移しているらしく、富裕層相手に手数料が大きい商品を売り続けるのはサステナブルではないようです。
とは言え、金融リテラシーが低い一般消費者は多いので、一気に業界が健全化する期待は薄く、個人を相手にしている代理店はそれほど大きな影響を受けずに、今後とも営業を続けられそうという話でした。
今回、法人保険にメスが入った出来事は「バレンタイン・ショック」と言われ、業界に大きな影響があったんですが、実は、保険を扱っていない当オフィスも影響を受けています。
今までは、「節税を謳って保険を勧めてくる人は詐欺みたいなもんですよ」とセミナーで説明して、金融リテラシーが高い人がお客様になって下さっていたんですが、それが出来なくなってしまいました…。
なので、「これから当オフィスはどのように営業すれば良いと思いますか?」と質問したら、「地道に知識と信用を積み重ねましょう」と。
保険を売る人にも売らない人にも、共通の王道ですね!