結論から言えば、この図↓が頭に入ればいいんです。
難しそうに思えるかもしれませんが、3分だけ読んでください。
きっと、理解できるようになります!
6つの係数の使い方
そもそも、6つの係数は何故使う必要があるのでしょうか?
それは、複利運用をする時、複雑な計算をせずに、知りたい金額に近い値を求める為です。
つまり、「年利○%の条件で○年間にわたり複利運用する」という前提の下、運用する金額または将来受け取る金額を求めるという事です。
「元となる金額×係数」で、知りたい金額を簡単に求める事が出来ますが、問題は、適切な係数をきちんと使う事が出来るかどうかです。
その為には、まず、どのような運用の方法があるかを押さえる必要があります。
運用方法
複利運用の方法は3つあります。
- 一括型:一度まとまった金額を預けて複利運用する方法
- 積立型:複利運用しながら一定金額ずつ積み立てる方法
- 取崩型:複利運用しながら一定金額ずつ取り崩す方法
簡単なルールを覚える
試験において、係数の名前を6つ正確に覚える必要はありません。
なぜなら、試験はマークシート方式ですから、答えとなる係数は必ず選択肢に明記されるからです。
実は、6つの係数の論点で覚えなくてはいけないのは、係数の名前ではなく、係数の法則・ルールなんです!
そのルールとは、
その1:簡単な運用は、文字も少ない
つまり、一括型の運用で使う係数の名前は、「2文字+係数」です。
その2:左側には「げん」の音
図の左側の、“現”在運用するために用意するお金を求める為に使う係数には、全て“げん”の音があります。
その3:まとまった金額は「年金」
積み立てたお金や取り崩すための原資として用意するお金を求める為に使う係数の名前は、「年金○○係数」です。
ゆえに、この図さえ覚えれば、係数の問題で悩む事はありません。
試しに解いてみる
【問題】
下記の図の①~⑥を求める為に使う係数を「現価係数」「終価係数」「年金現価係数」「年金終価係数」「減債基金係数」「資本回収係数」から選んでください。
手順1
①は、2文字かつ「げん」の音がつくので、「現価係数」です。
手順2
②は、2文字の係数があと1つしか残っていないので、「終価係数」です。
手順3
⑤は、「げん」の音がつく「年金○○係数」なので、「年金現価係数」です。
手順4
③は、「げん」の音がつく係数があと1つしか残っていないので、「減債基金係数」です。
手順5
④は、「げん」の音がつかない「年金○○係数」なので、「年金終価係数」です。
手順6
⑥は、最後に残った「資本回収係数」です。
という訳で、
①=②×現価係数
②=①×終価係数
③=④×減債基金係数
④=③×年金終価係数
⑤=⑥×年金現価係数
⑥=⑤×資本回収係数
となります。
いかがでしたか?
図とルールさえ覚えれば、中学生でも解けそうですよね!
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