共通点や似ている点が多いですので、まずはそれぞれ整理しておきたいと思います。最後に、試験対策上の分かりやすい覚え方をご紹介します!
共通点
<保障継続の方法>
延長保険と払済保険は、どちらも解約返戻金を原資に、元の保険契約の保険料の納付を止め、保障を継続します。
<特約の消滅>
延長保険と払済保険は、どちらも元の保険に付帯していた特約が消滅します。契約転換のように保険を解約する訳ではありませんが、元の保険がなくなるイメージを持てれば、難しくはない論点です。
<予定利率・契約年齢の引き継ぎ>
延長保険と払済保険の大きなメリットは、保険を解約する訳ではないので、元の保険の予定利率や契約年齢を引き継ぐ事ができるという点です。これにより、過去に入っていた保険が不要になっても、解約せずに保険料の払い込みを中止して、有利に契約を継続するという選択肢が生まれます。
相違点
延長保険と払済保険は、保険料の払い込みを止めるので、当然ながら保険料の払い込みを継続する場合よりも保障内容は手薄になります。それぞれどのような条件が悪くなるかが、延長保険と払済保険の違いのポイント。試験でも頻出なので要チェックです!
<保障額>
延長保険は、元の保険と保障額は変わりません。一方、払済保険は、元の保険よりも保障額が小さくなります。
<保険期間>
払済保険は、元の保険と保険期間は変わりません。一方、延長保険は、元の保険よりも保険期間が短くなります。
相違点の覚え方
覚えやすい方で覚えてください。どちらかが保険金額が下がって、どちらかが保険期間が短くなるとさえ覚えておけば、片方だけ覚えれば完璧です。
<延長保険>
延長保険は、カラオケの「延長」と覚えてください。カラオケで延長しても、歌える曲数が少なくなったり、ルームサービスが無くなったりしませんよね?つまり、延長しても受ける事ができるサービスは変わらない(=保険金額は変わらない)という訳です。
<払済保険>
払済保険は、名前の通り、払って済んだという覚え方。一方的に、「もう払い込みは済んだから、最後まで面倒見てね」と保険会社に言うと覚えてください。
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